宗谷本線:雄信内駅
「雄信内」は古い駅舎の残る行き違い可能駅である。灯油タンクがどうみても現役だが、冬はストーブを炊くのだろうか、それとも駅務室が地元の集会所になっていて時々使うのだろうか。
街は南を流れる天塩川を越えて更に南へ離れたところにある。「抜海」同様(鉄道しか手段が無かった昔はともかく)地元の人にとっては使いにくい駅だと思う。2時間半超という待ち時間があるが、日差しが暑い。街まで歩く気もないのでひたすら待つ。
駅名標の隣の駅「ぬかなん」は書き直されたものである。元は「かみおのっぷない」と書いてあったはずだ。駅名標の隣の駅の書き換えは、たいてい新駅開業によるものだが、JR北海道では廃止によるものが殆どである。
駅前は空き地があるのみ、奥の道路は左右に伸びていて、すぐ右手に商店があったが廃屋になっていた。
あとは構内写真を並べる。駅舎裏側。
上の地点でアングルを右へ振った。
乗ってきた列車が上り方へ走り去る。
下り方を見る。左へ伸びるのは(たぶん)貨物扱いしていた名残の側線である。
上の地点で振り返る。側線の終端が見える。